鳥獣判別の練習アプリをChatGPTで作った|スマホで1日10分、狩猟鳥獣だけに絞って覚えた方法
狩猟免許の鳥獣判別を、ChatGPTで作った自分用の練習アプリ(HTMLのページ)で覚えました。作り方、1か月の使い方、途中で非狩猟鳥獣を外した理由、画像を集めるときの著作権の注意点まで、2026年8月に第一種銃猟に合格した私の実例です。

イメージイラストです。
この記事でわかること
- ChatGPTで鳥獣判別の練習アプリ(HTMLのページ)を作る流れ
- 試験までの1か月の使い方と、1回あたりの時間
- 最初に入れていた非狩猟鳥獣を、途中で外した理由
- 画像を集めるときの著作権の注意点
2026年8月に東京都の狩猟免許試験(第一種銃猟)を受けて、9月に合格しました。
鳥獣判別の覚え方そのものは、鳥獣判別の覚え方の記事にまとめています。 この記事では、その中で触れた「スマホで答えられる練習アプリ」を、どう作ってどう使ったかを書きます。
結論を先に書きます。
- 作ったのはHTMLのページ1枚。 ChatGPTに頼んで作ってもらい、スマホのブラウザで開いて使いました
- 使った時間は1回10分ほど。 試験の1か月前から週3回、最後の7日間は毎日です
- 最初は非狩猟鳥獣も入れていましたが、途中で外しました。 試験では名前を覚えなくてよいからです
- 問題に入れたのは、事前講習で出題された狩猟鳥獣33種類。 それ以外が出たら「×」と判断する作戦です
- 画像はネットで集めたので、手元で使うだけにとどめています。 これから作るなら、環境省の資料から始めるのが安全です
作ったのは「アプリ」ではなく、HTMLのページ1枚
アプリと書きましたが、ストアから入れるアプリではありません。 HTMLという、ブラウザで開くページのファイル1枚です。
ホームページと同じ仕組みなので、スマホでもパソコンでも、ブラウザで開けば動きます。 インストールもいりません。
中身は一問一答です。鳥獣の画像が1枚出て、答えを選ぶと、画面の下に正解と解説が出ます。
最初の形:名前を4つの選択肢から選ぶ
最初は、狩猟鳥獣も非狩猟鳥獣も、すべて出題していました。
- 画像が1枚出る
- 名前を4つの選択肢から選ぶ
- 狩猟してよいかどうかは、頭の中で○×を思い浮かべる
- 出題の順番は毎回ランダム
問題数は、はじめは10問くらいにしていました。
つまずいたこと:選択肢を見ただけで答えが分かる
困ったのは、AIが作る選択肢です。
たとえば、カモの写真に「タヌキ」のような選択肢が混ざります。 これでは画像をよく見なくても、選択肢だけで答えが分かってしまいます。 練習にならないので、ChatGPTに伝えて直してもらいました。
最後の形:答えのあとに「見分けるポイント」を出す
使いながら直していき、最後はこの形になりました。
- 画像問題は狩猟鳥獣だけ、33種類
- 出題の順番は毎回ランダム
- 答えると、正解なら「○」、不正解なら「×」が出る
- 画面の下に、名前・狩猟してよいか・解説・見分けるための特徴が出る(例:ヒヨドリなら「赤茶のほお」)
問題に入れたのは、事前講習で出題された鳥獣のうち、狩猟鳥獣にあたるものです。 練習した狩猟鳥獣を確実に覚えておき、それ以外の鳥獣が出たら「×」と判断する、という考え方でした。
狩猟鳥獣は全部で46種あります。私は、事前講習で出題された33種に絞って覚え、残りの13種は覚えませんでした。 講習の内容や試験の出題のしかたは、都道府県や年度によって違うことがあります。 これから受ける人は、講習での説明をよく聞いたうえで、余裕があれば46種すべてに目を通しておくと安心です。
別に、画像の一覧ページも作りました。 スマホでは横3列ほどで並び、非狩猟鳥獣も含めて約48種類を見比べられます。 非狩猟鳥獣は、問題には出さず、確認用としてここに残しました。
作り方:3問から始めて、使いながら直す
最初の頼み方
ChatGPTへの最初の依頼は、だいたい次のような内容でした。
- 狩猟免許試験の問題アプリを作ってほしい
- 画面はシンプルにして、スマホでも見られるように
- 一問一答で、問題と選択肢を出す。答えを選んだら、下に正解と解説を出す
- まずは3問だけ
最初から全部を作ろうとせず、3問で形を確かめてから広げました。
使いながら直したこと
使ってみて気になったところを、そのつど頼んで直しました。 最初の依頼から、やりとりは60回ほどになりました。
主に直したのは次のようなところです。
- 3問から全問に増やす
- 問題と選択肢の順番をランダムにする
- 画像の問題を足す。画像を差し替える
- 答え方を変える(名前の選択肢をやめる)
- 正解には「○」、不正解には「×」を出す。正解の枠を太くして目立たせる
- 答えのあとに、鳥獣の特徴を出す
- 画像の問題から、非狩猟鳥獣を外す
- 画像の一覧ページを足す
- スマホで開きやすい形にする
画像の問題のほかに、知識の問題や模擬試験のタブも足しています。
スマホでの開き方:Google Drive 経由
できたHTMLファイルは、Google Drive を通してスマホ(Pixel 8a)に入れました。
- HTMLファイルを Google Drive に保存する
- スマホで Google Drive を開き、ファイルをダウンロードする
- ファイルアプリか Chrome で開く
ホーム画面にアイコンを置こうとも試しました。 ただ、スマホの中にあるファイルなので、普通のサイトのようには追加しにくい状態でした。
使い方:1か月前から週3回、最後の7日間は毎日
使った時間は、1回10分ほどです。
| 時期 | 頻度 | 1回の時間 |
|---|---|---|
| 試験の約1か月前から | 週3回くらい | 10分ほど |
| 試験の7日前から | 毎日 | 10分ほど |
まとまった勉強時間を取ったわけではありません。 空き時間にスマホを開いて、10分だけくり返す。その積み重ねです。
紙のカードより続いたのは、空き時間に手元ですぐできるからでした。
最後の7日間を毎日にしたのは、事前講習を受けて、どの鳥獣を重点的に覚えればいいかの見当がついたからです。 覚える範囲が決まったので、そこからは毎日くり返しました。
途中で、非狩猟鳥獣を問題から外した
最初は、狩猟鳥獣だけでなく非狩猟鳥獣(獲ってはいけない鳥獣)も出題していました。 試験の図画には非狩猟鳥獣も出るので、全部覚えようと考えたからです。
途中で、非狩猟鳥獣は覚えなくてよいと割り切って、問題から外しました。
鳥獣判別の試験では、非狩猟鳥獣は名前を書く必要がなく、「×」と答えれば十分です。 覚える必要があるのは、狩猟鳥獣46種の名前だけです。 狩猟鳥獣だけを確実に覚えておけば、それ以外は「知らない鳥獣=×」で答えられます。
非狩猟鳥獣を入れていたときは、覚える種類が多く、狩猟鳥獣に集中しにくい状態でした。 外したあとは問題数が絞られ、覚える順番も分かりやすくなりました。 試験前のくり返しも、ずっとやりやすくなりました。
この考え方は、鳥獣判別の覚え方の記事で詳しく書いています。
画像を集めるときの注意:作ったものは配らない
私は、練習に使う画像をネットで集めました。 ここは、これから作る人に気をつけてほしいところです。
ネット上の画像の多くは、誰かの著作物です。 著作権法では、個人的に使う目的なら、使う本人が複製してよいと定められています(第30条「私的使用のための複製」)。
私のアプリは、自分のスマホで練習に使うだけにとどめています。 集めた画像を入れたまま、アプリを人に配ったり、ネットに公開したりはしません。 そうすると「個人的に使う」範囲を超えてしまうからです。 この記事に、アプリそのものや画像を載せていないのも同じ理由です。
これから作るなら、環境省の判別パンフレットから始めるのが安全です。 誤認しやすい鳥獣の見分け方を、国がまとめて公開している資料です。
このブログでも、AI で作った画像を使った鳥獣判別問題(狩猟鳥獣46種)を公開しています。自分で作る前に、まず試してみてください。
まとめ
- 鳥獣判別の練習アプリは、ChatGPTに頼めばHTMLのページ1枚で作れます
- 使い方は、1か月前から週3回・10分、最後の7日間は毎日10分。短い時間の積み重ねで十分でした
- 覚えるのは狩猟鳥獣46種だけ。 非狩猟鳥獣を入れると量が増えるので、外して正解でした
- 画像は出どころに注意して、作ったものは自分の手元だけで使う
使ってみていちばんよかったのは、スマホで確認できるので、すき間時間にできたことです。
暗記が苦手でも、毎日10分なら続けられます。 まずは鳥獣判別の覚え方の記事で覚える範囲をしぼってから、練習アプリを作るのがおすすめです。
※この記事は、2026年8月に東京都で第一種銃猟免許を受験した私の体験にもとづきます。 鳥獣判別試験の実施方法は、都道府県によって異なる場合があります。受験する都道府県の案内を必ずご確認ください。
※狩猟鳥獣の指定は、法令の改正で変わることがあります。練習に使う種類は、環境省の最新情報で確認してください。
※ChatGPTの機能や使える範囲は、2026年10月時点のものです。
出典
- 狩猟制度の概要|環境省 — 狩猟鳥獣の種類(鳥類26種・獣類20種)
- 狩猟鳥獣の見分け方 ~誤認捕獲の防止のために~(一部改定版)|環境省(PDF) — 狩猟鳥獣と誤認されやすい非狩猟鳥獣の見分け方
- 著作権法|e-Gov法令検索 — 第30条(私的使用のための複製)